10月10日 大会レビュー

第1試合 我々と対極の陽キャ関大軍団

今大会ボールスキルの優れた選手を多く擁する
FC JINSEIは試合を優位に進める展開が多くなった。
本来ボランチでプレーすることを得意とする選手は
守備での献身性はもちろんのことながら
球出しの質、球持ちの良さ共に質の高さを見せていた。
中でも#14 NARAの献身性と運ぶ技術はこのチームの
攻撃の選択肢を増やす重要なピースとなっていたように思う。
一方この日がFC JINSEIデビュー戦となる#8 SAIは
ルーキーらしからぬ顔面と世帯の大きさと合わせて
随所にボールスキルとインサイドキックの質の高さを披露。
彼のボールスキルと守備の怠慢が分かりやすく諸刃の剣と
なって大会を通じて立ちはだかることとなった。

第一試合においては
相手は10代ということもあり、技術と運動量両面を
武器にしながら戦う好チームであったように思うが、
開始から打ち合わせ10秒のCKがうまくハマり先制すると
縦パスが面白いように入るFC JINSEIは3得点を奪う。
終盤追い上げられるも辛くも1点差で勝利を手にした。

 

第二試合 気まずいくらい点取ってもたチーム


第1試合で日頃の過度の喫煙が影響し、露骨に走力が
低下したSAIをGKに配置し、GKのWATANABEを
フィールドに配置したFC JINSEI。全体的なスキルは
大きく差がなかったものの、チームとしての完成度は
かなり水が空いた印象を持つ。WATANABEの運動量と
NARAの推進力、余りにも階級差の違うnaaaarita09、
後ろで守る感じで体力を温存するKINGSTARなど個々の
特徴で違いを出し、8得点を奪い快勝。ゴールラッシュと
SAIの体力ゲージの回復というダブルミッションを遂行した。

 

第3試合 対FC JINSEIへのモチベウイイレでいう全員↑軍団

我々との戦いになるまでそこまで苦労しないのではないか
そんな想いを抱きながら臨んだ一戦であったことは否定しない。
それでも、個々の技術の高さや寄せの速さに加えて
他称陽キャアリソンベッカーこと相手GKのセービングで
幾度となくチャンスを阻まれる時間が続く試合となる。
こうした気持ちを全面に押し出した相手に対して脆さを
見せることが時折あるFC JINSEIは人生を背負えないほどの
セーフティーな選択をする場面も多く見られた。
こうした相手の出方を見てシンプルに前線に飛ばす場面が
見られ始め、パワー勝負を挑むnaaaarita09のペースに
徐々になっていく。ここでもnaaaarita09を除く3人の
守備に対する意識、技術が凝縮されたディフェンスと
GK WATANABEのファインセーブで凌ぐとロスタイムに
naaaarita09のお決まりパワープレーで得点を奪い勝利。
苦しみながら得た勝ち点3は優勝を大きく手繰り寄せる
ポイントとなった。

決勝 初戦戦った陽キャ関大軍団


FC JINSEIに対してある程度の対策を練ってきたこと、
ファイナルという特別なモチベーションが相まって
12分間の激しい戦いが繰り広げられた。
開始早々SAIが足裏蹴りラフプレーを見せるも
何故か自らが痛がり、しかめ面を披露する謎大き展開。
運動量は初戦同様に落ちず、攻撃的に出る関大軍団。
中でも守備の要KINGSTARを真ん中にピン留めすべく
相手pivoが背負い始めたあたりから苦境が続く。
一方FC JINSEIのNARAがピン留めされたKINGSTARの
カバーに行ける位置を取ることで推進力も失う形になる。
それでもSAIのボール奪取からnaaaarita09が左足で
ゴールを奪う。フィールドにいたFC JINSEIの選手は
心理的アドバンテージを得ることができたが、重心を下げた
FC JINSEIのプレーで押し込まれる展開が続く。

そして後半相手CKから
地面と会話するかの如く突如靴紐を結び始めたSAIの穴を
突かれ、逆転を許してしまう。
相手の俄然勇気付くプレーに負けず嫌いが噴出する
FC JINSEIメンバーはNARAのドリブルとnaaaarita09の
パワーポストを最大限に使ったおもしろくない攻撃で
反撃を試みる。その攻撃が実ってか、ポストからの反転で
naaaarita09がゴールを奪う。その後はGK WATANABEや
守備の要fixo KINGSTARを中心にしらこさと汚さを合わせた
守備でゴールに鍵をかけることに成功。中でも後半途中に
自陣で見せたKINGSTARのシュミレーションは良い例である。
SAIが苛立ち、ラフプレーを連発するもそれも人生。
KINGSTARの相手pivoの脳天破壊競り合いも含めて
FC JINSEIの狡猾さが光るなんとも勝負強い戦いを見せた。
この試合を持って優勝となったFC JINSEI。

普段よりもボールが持てた分より良い攻撃が展開でき、
余裕を持った試合展開をすることができたようにおもう。
それでもハードワーカー的存在が不在であったことは
この日の苦戦の大きな要因だったのかもしれない。
前回にも述べたが、それぞれの特徴が大いに活かせる
チーム作りが相手にとって嫌なチーム作りに繋がることが
FC JINSEIの強みである。KINGSTARの言うマネージャーの
存在の大きさも感じながら人生とJINSEIを歩みたいと思う。